木象嵌工房。
■木象嵌とは、「象」…かたどり、「嵌」…はめこむことを意味します。
私の製作している木象嵌は、まず工房に集められた50数種類の木を全て5mmの厚さにします。
紙に描いた下絵をもとに絵の中の1ピースずつを電動糸鋸で切断し、隙間のないように嵌め合わ
せて図柄のように一片一片をつなげることを繰り返して一枚の絵になります。
色合いは全て木の自然の色合いで、塗料による着色は一切ありません。
どの場所にどの色の、どの木目の、木を使うか…それが製作するうえで一番悩むところであり、
また楽しむところでもあります。
樹々たちの語らいが聞こえてくるような作品にと心がけています。
▶2013年 第45回水戸市芸術祭 水戸市議会議長賞受賞「ハルシュタット湖畔」
▲2012年 亜細亜現代美術展に入選作品
▲2011年 茨城県芸術祭美術展(県展)工芸の部 入選 「水都のゆらめき」(30号)
▲2011年 2011大阪工芸展 入選 「サン・マルコへ」(15号)
▲2010年 茨城県芸術祭美術展(県展)工芸の部 入選 「水都一望」(30号)